9日日曜に阪神競馬場で行われる3歳牝馬限定戦、忘れな草賞(リステッド、芝2000メートル)で、良血馬マスクトディーヴァ(辻野)が2戦目を迎える。

デビュー前の動きは目立つものではなく「緩さが残り、成長途上という感じだった」と辻野師は振り返る。だが、新馬戦は大外を鋭く伸びて快勝。「思っていた以上の走りだった」。

あの末脚で思い出されるのは、切れ者だった同馬の祖母ビハインドザマスク。先日他界した坂本龍一さんの代表作の1曲と同名だった祖母は01年スワンSなど重賞を3勝した。

辻野師は「前走は道悪だったけど、良馬場の方がいいと思う」と期待。祖母譲りの瞬発力でデビュー2連勝を狙う。