京成杯覇者ソールオリエンス(牡、手塚)が豪快に突き抜け、3戦無敗で皐月賞を制した。キャリア2戦での制覇は2歳戦が実施されるようになった1946年以降では初めて。鞍上は横山武史騎手で勝ちタイムは2分0秒6。重馬場で行われたのはハイセイコーが勝った73年以来50年ぶり。キタサンブラック産駒は2世代目で初めてのクラシックホース誕生となった。

グラニットが1000メートル通過58秒台の速いペースで逃げ、4コーナーでは先行勢が失速。直線半ばでタスティエーラが先頭に立ったが、ゴール前で大外から力強く差し切った。歓喜の横山武騎手は「本当に普段からたくさんいい馬に乗せてもらっていて、結果を出せなかったので、やっとここで、馬のおかげですけど、結果を出すことができてうれしいです。馬場が特殊だったので外を走りたいと思っていました。(最内枠から)もうちょいポジションを取る予定でしたが、切り替えて、この馬のリズムで運びました。状態は言うことがないくらい良かったですし、自信を持って臨みました。ひと言で言って、走る馬です。(ダービーへ向けては)さらに大きい舞台で腕を上げた姿を披露できたら」と話した。

2着に弥生賞馬タスティエーラ、3着に共同通信杯覇者ファントムシーフが入った。

馬連(1)(14)3510円、馬単(1)(14)5520円、3連複(1)(7)(14)3770円、3連単(1)(14)(7)2万4780円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)