2番人気ランリョウオーが2番手から抜け出し、重賞4勝目を挙げた。勝ちタイムは1分51秒9。これが地方通算1800勝の区切りとなった小久保智調教師(51)はこのレース初勝利、本橋孝太騎手(34)は21年以来2勝目となった。

「前走の金盃でだいぶ復活していたので強気に乗ろうと思っていました」と鞍上。逃げたデュードヴァンをがっちりマークすると、ラスト1ハロンで捉え、後続の猛追も封じた。「ペースにも恵まれたけどずっといいリズム。最後まで粘ってくれると信じていました」と復活の勝利に導いた。

小久保師は「いつもより距離が短いこともあって折り合いがついていた。ただ体が減っていたのでしまい持ってくれと思っていた」と馬体減を気にしながらも「素直にうれしいです」と笑顔。次走は5月24日大井の大井記念(S1、2000メートル)で連覇を目指す。【牛山基康】

◆1800勝 小久保智調教師(51=浦和)は20日の大井11Rをランリョウオーで勝利し、地方通算1800勝を達成した。05年7月18日の初出走から1万846戦目。「もっともっと勝っていかなければいけないなと思っています」とコメントした。