青葉賞(G2、芝2400メートル、29日=東京、2着までにダービー優先出走権)へ向けた最終追い切りが26日、東西トレセンで行われ、スキルヴィング(牡、木村)は美浦ウッドの3頭併せで絶好の動きを見せた。内エプルシャージュ(3歳未勝利)、外ジャングルキング(古馬2勝クラス)の真ん中で併入。6ハロン84秒9-11秒7をマークした。太田助手は「まだ緩さや水っぽさは残っていますが、順調に調教を積んで、状態を上げてこられています。追い切りの動きも良く、息遣い、フットワークの質ともに先週より上がっています」とうなずく。

3馬身差で圧勝したゆりかもめ賞の2分24秒8は同レース史上最速の勝ちタイムだった。4代母は名牝ソニックレディ。ダービー馬ロジユニヴァースや日英G1制覇のディアドラと同じ一族になる。「舞台は前回と同じなので心配はありません。天気が微妙な状況ですが、良馬場で走らせてあげたいですね」と太田助手。厩舎の先輩で年度代表馬のイクイノックスと同じキタサンブラック産駒。ダービーへ向け、同産駒の皐月賞馬ソールオリエンスへの挑戦状をつかみ取りたい。