3歳マイル王を決めるNHKマイルC(G1、芝1600メートル)が5月7日、東京競馬場で行われる。

NHKマイルCを制したダノンスコーピオン=2022年5月8日、東京競馬場
NHKマイルCを制したダノンスコーピオン=2022年5月8日、東京競馬場

■NHKマイルC見どころ

混戦模様だが、3連勝中のエエヤン(牡、伊藤大)は好レース必至だろう。1600メートルに距離を短縮してから未勝利、1勝クラス、ニュージーランドTと3連勝で重賞初制覇を決めた。3勝とも中山だが、好位から押し切る強い内容。東京に替わっても、負けなしのマイル戦ならG1制覇を果たしていい。


重賞2勝のオオバンブルマイ(牡、吉村)も差はない。新馬勝ち直後の京王杯2歳Sで重賞初制覇。朝日杯FSは出遅れて7着に敗れたが、前走のトライアル・アーリントンCは道悪をものともせず重賞2勝目を飾った。東京コースにも実績があり、発馬五分なら好勝負になるだろう。


2歳王者のドルチェモア(牡、須貝)は巻き返しを狙う。デビューから新馬戦、サウジアラビアRC、朝日杯FSと無傷の3連勝。年明け初戦となった前走のニュージーランドTはハナを切って7着に敗れたが、展開も苦しかったか。重賞を勝っている東京芝マイルでリズム良く運べれば、一変できるだけの力は備えている。


クルゼイロドスル(牡、高橋忠)も展開次第では怖い存在。前走のジュニアCは逃げて4馬身差の圧勝を飾った。未勝利勝ちは東京芝1600メートルで挙げており、1分33秒5の好時計で差し切り。どんな競馬もできるのは強みだ。


牝馬のシングザットソング(牝、高野)も楽しみな1頭だ。2走前のフィリーズレビューでG2勝ち。前走の桜花賞は7着に敗れたが、切れ味は牡馬が相手でも通用する。


他にも、あざみ賞、ファルコンSと連勝中のタマモブラックタイ(牡、角田)、昨年のデイリー杯2歳Sを逃げ切ったオールパルフェ(牡、和田雄)、ファルコンS2着のカルロヴェローチェ(牡、須貝)、アーリントンC2着のセッション(牡、斉藤崇)、同3着ショーモン(牡、橋口)など多彩なメンバーが顔をそろえる。


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