2番人気レッドモンレーヴ(牡4、蛯名正)が直線外から力強く伸びて、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分20秒3。

前走ダービー卿CT7着時同様、ゲート内でチャカつくところはあったが、五分に近いスタートで中団後方をキープ。初めての1400メートルの競馬でも、スムーズな追走がかなった。テン乗りの横山和騎手とエンジンをふかしつつ直線を迎え、最後は内の馬たちを捉えきった。

22年に開業した蛯名正義師(54)は、調教師としてうれしい初タイトル獲得。レース後は「プレーヤーなら自分で乗って納得するけど、今は応援するだけ。全然違いますね」と笑顔。昨年2月末に定年となった藤沢和雄師から引き継いだ馬での重賞Vに「先生から引き継いだ馬で先生が得意だったレース。感慨深いですし、それも縁。先生にこれだけの馬を預けてもらって、結果を出さないと、というのはあったのでほっとしています」と巡り合わせをかみしめた。

次走は優先出走権を得た安田記念(G1、芝1600メートル、6月4日=東京)の見込み。

2着には7番人気ウインマーベル(牡4、深山)、3着には6番人気ダディーズビビッド(牡5、千田)が入った。

馬連(10)(12)2720円、馬単(12)(10)4720円、3連複(10)(12)(15)8090円、3連単(12)(10)(15)3万8140円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)