POGファンにとって、また新たな1年がスタートする。東京・井上力心記者と、マイクこと大阪・藤本真育記者が2歳馬番付を先取りで作成した。21年生まれの2歳世代からはどんなスターホースが誕生するのか。来春のクラシック戦線を展望した。

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マイク 井上先輩! 昨年の牝馬部門で大関リバティアイランドを選んだのは僕なんですよ! 

井上 ほんと?(笑い)。けど、牡馬でも大関のノッキングポイント、関脇のシャザーンはダービーに出走したし悪くなかったね。今年はその成績を大きく超えられるように頑張ろう。

マイク はい! まずは牡馬からいきましょう。今年のダービーは関東馬が上位を占めましたし、横綱は美浦の馬からですか?

井上 そうやね。今年のダービーを勝った堀厩舎からダノンエアズロック(父モーリス)を推す。

マイク 半姉に重賞3勝馬プリモシーンがいる良血馬ですね。

井上 そうそう。ノーザンファーム(NF)空港でも「いい馬」と高評価だったし、堀師の期待も大きいみたい。

マイク 早めのデビューと聞きましたが。

井上 6月11日東京の芝1800メートルでデビューを予定しているよ。

マイク 大関は栗東からドゥマイシング(矢作、父ドゥラメンテ)を。すでに栗東に入厩済みで「2歳馬離れしているし、前向きさもある」(荒木助手)と厩舎の評価も高いです。

井上 いいね~。牝馬の横綱はエヴァンスウィート(友道、父スワーヴリチャード)か。兄姉にG1馬が複数いる超良血馬だよね。

マイク そうです! この馬が母ハルーワスウィート最後の産駒で「いい馬だし、思い入れの血統なので走ってほしいね」と友道師も期待していました!

井上 大関は国枝厩舎のステレンボッシュ(父エピファネイア)。すでにゲート試験に合格済みで、牧場は「オークスを目指したくなる素材」と好評価していた。楽しみだね。

マイク POGは、競馬予想以上に難しい印象ですが、しっかり当てますよ。