ボンドガール(手塚、父ダイワメジャー)が直線差し切ってデビュー勝ちを決めた。

ドバイターフで2着したダノンベルーガの半妹。ウマ娘で知られるサイバーエージェント社長の藤田晋オーナーが、昨年のセレクトセール1歳部門で2億1000万円(税抜き)で落札した注目馬だ。勝ち時計は1分34秒6。

逃げた1番人気チェルヴィニアを好位からしっかりマークし、直線終盤に差し切って、最後は4分の3馬身差でゴールした。

騎乗したレーン騎手は「レースのマナーがプロフェッショナルで落ち着いていた。リズムよく行けて、直線でスペースが空いてからはスムーズに伸びてくれた。素晴らしい瞬発力。新馬とは思えないくらいいい競馬。ポテンシャルは高い」と絶賛した。

愛馬のデビューを見守った手塚師は「内容が良かった。逃げずに勝ててね。時計以上にいい競馬だと思う。切れるね。距離はこのくらいか、1800メートルくらいだと思う。ひと息入れます」とうなずいた。