1・7倍の断然人気に推されたバスターコール(牡、田村、父ルーラーシップ)が直線の接戦を押し切り、人気に応えた。

大外枠からハナを奪いに行く積極策。直線では内と外から後続が追い上げる。すると勝負根性に火がつき、前は譲らない。たたき合いになってもしぶとく脚を伸ばし、首差先にゴールで飛び込んだ。勝ち時計は1分22秒3。

レーン騎手は「外の枠からスタートして前に行くのに少し脚を使った。前を取ってからはリズムよく行けた。直線では最初に脚を使った分がどうか心配だったけど、タフな競馬をして勝ってくれた」とねぎらった。

田村師は「能力が高い馬。精神的なコントロールを重視して、調教とかでもムチをたたいて来なかった。直線でのたたき合いは経験がない中でよく頑張ってくれた。根性があるし、タフだよね。こちらが思った以上にいい競馬。まずはお休みして、オーナーと相談ですね」と評価した。