ソダシに次ぐ、白毛のアイドルホース候補となれるか-。

白毛馬のブランシール(牝2、稲垣、父ニューイヤーズデイ)が30日、美浦トレセンに姿を見せ、7月下旬のデビュー戦へ備えた。祖母はシラユキヒメ、母は中距離ダートで3勝のマーブルケーキの“白毛血統”。G1・3勝のソダシは、いとこにあたる。

4月にゲート試験を合格し、27日に帰厩。この日は角馬場で体をほぐし、ダートコースをゆったりと流した。若駒らしく時折首を上げ下げするしぐさも見せたが、純白の馬体は目を引いた。稲垣師は「まだ少しちゃかちゃかするところはありますが、牧場では乗り込んでいますし、基礎体力はできていますね」と話す。

エピファネイア産駒の半姉ルージュエクレールは芝で3勝をマーク。萩原厩舎に在籍した母の現役時代、同厩舎の助手を務めていた稲垣師は「お母さんも見ていたので頑張ってほしいですね。お母さんはダート馬でしたが、この馬は軽い走りをするので芝を試してみたいです」と、7月29日札幌の芝1500メートルを初陣に見据えて調整を進めていく。【桑原幹久】