アイルランドのシェーン・クロース騎手(21)が現役を引退することを発表した。レーシングポスト電子版が報じている。

G1・4勝を挙げ、将来有望な若手として期待されていたが、減量に苦しんでいた。

同騎手はジョセフ・オブライエン厩舎の主戦騎手を務め、ステートオブレストとのコンビで昨年のガネー賞、ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズSを勝利。プリンスオブウェールズSでは鮮やかな逃げ切りを決め、日本のダービー馬シャフリヤールなどを撃破している。

体重制限のため、英国の大学で検査を受け、トレーニングもしたが、望むような結果は得られず、先週金曜にダウンロイヤル競馬場で騎乗した帰路、引退を決断したという。

「ステートオブレストは一生に一度の馬でした。100万日に1頭の馬です。彼のような馬に騎乗することができて幸運でした」とコメントしている。