デビュー27年目のベテラン・武士沢友治騎手(45)が1番人気ピックアップライン(牡、田中剛)で勝利した。22年6月12日東京3R以来、392日ぶりとなる今年初勝利となった。

好スタートを切ると、そのままハナを主張。馬のリズムを重視して運ぶと、直線でも余力は十分だった。2着に1馬身半差をつけ、勝ち時計は1分47秒9。レース後はウイナーズサークルに集まった大勢のファンから「おめでとう」と歓声が上がり、鞍上がサイン対応を終えると拍手がわいた。

武士沢騎手は「自分のペースで走ることが出来れば、福島でなくても力を発揮してくれると思いますよ」と勝利を振り返った。詰め掛けたファンに対しては「本当にありがたいですよね…」と喜びをかみしめた。