川田将雅騎手(37)騎乗の1番人気ウィルソンテソーロ(牡4、小手川)が、前走かきつばた記念に続きダートグレード競走を連勝した。前走が小手川厩舎への転厩初戦で、見事に重賞タイトルを2つに積み上げた。

小手川準(ひとし)調教師(51)は「前回も川田君に乗ってもらって褒めてくれましたから、自信を持つことができましたし、しっかり仕上げることができました。1度、骨折している馬ですから坂路が中心の調教でしたが現在は閉鎖中。それでも中身を作れば力を出してくれると信じていました。ダートでも切れ味を発揮できるのがこの馬の武器。今後の予定はオーナーと相談して決めたいと思っていますが、今日は2000メートルも坂もこなしてくれましたからね。この先の夢が広がりました」と喜んだ。