衝撃デビューだ。エピファネイア産駒の2番人気カンティアーモ(牝、木村)がレコード勝ちを飾った。勝ち時計は従来の記録を0秒1上回る1分46秒4。

逃げ馬と並ぶように道中は2番手を進み、手応え良く直線半ばで先頭へ。残り200メートル付近でミッキースターダムに前に出られたが、内から盛り返して3/4馬身差をつける逆転劇を見せた。川田騎手は「まだまだコントロールが難しく、その辺が課題となっていく馬なので、順調に改善できればと思います」と話した。

母リビアーモはオープンのオーロCを制した実力馬。半兄マグナレガーロ、半姉パルティアーモときょうだいにもオープン馬がいる、出世が見込める血統馬だ。行きっぷりの良すぎる面があるため気性面の成長は欲しいところだが、レコード更新により相当な潜在能力を秘めていることを示した。同馬を所有する(有)シルクレーシングの米本昌史代表は「能力が一級品なのは間違いないということが分かりました。今後はメンタルのところですね」と、今後は間隔を空けて心身の成長を促すことを示唆した。