7月15日の函館2歳Sで1番人気に推され、8着に敗れたベルパッション(牝2、西園正)が、左腸骨骨折により3日付で競走馬登録抹消となった。今後は北海道浦河町の三嶋牧場で繁殖馬となる予定。

6月18日函館のデビュー戦(芝1200メートル)は半馬身差で快勝。先団でリズム良く運び、直線で瞬発力を発揮するセンスあふれる勝ちっぷりで、続く重賞・函館2歳Sでは1番人気の支持を集めた。しかし、レースは手応え良く直線を向きながら失速して8着。競走中に左腸骨を骨折していたという。

西園正師は「あれだけ走る馬だから来年の桜花賞を、と思っていたけど…。馬場(重馬場)が悪すぎたね。お母さんになって、いい子を出してくれたら」と、早すぎる引退を惜しみながらも将来の産駒誕生を楽しみにしていた。