超高額馬のホウオウプロサンゲ(牡、矢作、父キズナ)が、鋭く差し切って初勝利を挙げた。勝ち時計は1分50秒0。好位から運び、4コーナー手前から外を回って加速。直線は良血馬らしい伸びを見せた。

21年セレクトセール2日目(当歳馬セッション)で、同日最高額となる4億1000万円(税抜き)で落札された注目馬。半兄には、牡馬クラシックの皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着と活躍したヴェロックスがいる血統馬だ。

7月30日新潟のデビュー戦(芝1800メートル)は直線で伸び切れず4着に敗れたが、この日は馬体重10キロ減の472キロで出走して、末脚の切れを見せた。

鞍上の坂井騎手は「中1週でも変わりなく来ていました。初戦より返し馬から実戦も上手に走れていました。まずは無事に勝ち切れてくれたのが良かったと思います」と話した。