フランス調教馬シムカミル(牡4、S・ワッテル、父タマユズ)が直線で抜け出し、G1初制覇を果たした。鞍上はA・プーシンで勝ちタイムは2分34秒24。2着は一昨年のドイツダービー馬シスファハン。英国から遠征したゴドルフィンのニューロンドンは着外に沈んだ。

シムカミルは昨年、G1パリ大賞2着から秋のG2ニエル賞で日本のダービー馬ドウデュースなどを相手に快勝。ジャパンCに参戦し、15着に敗れて3歳シーズンを終えていた。今季は初戦のG2アルクール賞を快勝後、G1ガネー賞で2着、前走G2シャンティイ大賞で重賞4勝目を挙げ、今回は見事に1番人気に応えた。完全に本格化を果たし、秋は凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月1日=パリロンシャン)が目標になる。