「いす-1GP」のスピンオフ大会となる「ISU-G1 IN 阪神競馬場」が、16日に同競馬場パドック特設コースで開催される。

「いす-1GP」とは日本事務いすレース協会(JORA)が監修する、2時間で事務いすを使ってコースを何周走れるかを競う耐久レース。2010年に京都府京田辺市のキララ商店街で誕生し、現在では日本国内20カ所以上で開催され、海外SNSメディアなどを通じて世界が注目する大会となっている。

今回は兵庫県宝塚市の仁川北自治会による「仁川なつまつり」の一環として、16日の午前10時から午後4時に開催。阪神競馬場パドックの周回コース100メートルを使用し、参加者が事務いすに座りながら速さを競う。参加カテゴリーは女性、一般の2種類で、個人戦のトーナメント形式で王座を争う。

自治会や阪神競馬場などの連携で、普段は熱いレースが繰り広げられる阪神競馬場で今回のイベント開催が実現した。演出も競馬さながら。パドックのコースは競馬開催と同じ右回りで行われ、レース名も「桜花賞」「宝塚記念」。さらには宝塚記念のオリジナルファンファーレが選手を後押しする。エントリーはすでに終了しているが、観戦の入場は無料。縁日コーナーも設けられる。

果たして、灼熱(しゃくねつ)の仁川決戦を制し、初代スプリント王「座」に輝くのは、誰だ!