カナダのウッドバイン競馬場では20日、カナダ産3歳馬限定のキングズプレート(オールウェザー2000メートル)が行われる。1952年から長年、「クイーンズプレート」の名前で行われてきたが、エリザベス女王の死去、チャールズ国王の戴冠にともない、今年からキングズプレート(この名称の施行は1951年以来)に改称。カナダ産馬限定競走のため、国際的な格付けはないものの、同国最大の競走で「カナダ産ダービー」として世界的に知られている。

フルゲート17頭で、日本人ジョッキー2名も騎乗を予定。カナダで2年連続リーディング&最優秀騎手に輝いている木村和士騎手はカリク(牡3、C・ブラウン、父コレクテッド)とのコンビで初制覇を狙う。アメリカのトップトレーナーであるチャド・ブラウン調教師が管理し、米国から参戦する“カナダ産アメリカ調教馬”。主催者発表のモーニングライン(想定オッズ)では単勝4・0倍の1番人気となっている。

20年にマイティーハートで日本人初勝利を果たしている福元大輔騎手はフィリップマイディア(牡3、K・アタード、父サイレントネーム)とコンビを組む。同馬の父は海外で走ったサンデーサイレンス産駒。こちらは31倍の伏兵評価となっている。