5番人気エリカリーシャン(牝、国枝、父エピファネイア)が逃げ切りでデビュー勝ちを収めた。ポンとゲートを出るとそのままハナへ。直線でも持続力のある脚で駆け抜け、後続を2馬身半封じた。勝ち時計は1分49秒2。

三浦騎手は「追い切りとかでも正直まだ動き切れていないです。周りの馬を気にしたり、幼いところもあります。でも調教での先頭で走った時の雰囲気が良くて、ゲートを出たらハナに行ってもいいと考えていました。内容は強かったと思いますが、乗っている感じではまだめりはりがない。体と気持ちの成長でどう変わってくるかですね。でも芝に入れた時の身のこなしはいい馬です。これからの成長に期待したいです」と振り返った。

国枝師は「良かったね。落ち着いていたし、しまいもばてずに走っていた。調教のウッドと芝では違うからね。芝できちっと走れていた」と話した。次走候補の1つとしてアルテミスS(G3、芝1600メートル、10月28日=東京)を挙げた。