JRAは8日、農林水産大臣により吉田正義副理事長(64)が新理事長に任命されることを発表した。9月12日付。土川健之元理事長、同11日付で退任する後藤正幸現理事長から3代続けてJRA生え抜きからの昇格となる。

吉田氏は早大第1文学部卒業後、83年に日本中央競馬会に入会。総合企画部経営企画室長、中京競馬場長、競走部長などを経て16年に理事に就任。21年から常務理事、今年3月1日から副理事長を務めていた。

吉田氏は理事長任命を受け「中央競馬は、数多くの関係者のご尽力により、幅広いお客さまに親しまれるスポーツエンターテインメントに発展し、本年は、競馬法100周年の節目の年となりました。こうした時期に理事長職を仰せつかることになりましたが、引き続き、公正な競馬の実施という使命のもと、お客さまの信頼を第一に、微力ながら中央競馬と競馬産業の発展に力を尽くしてまいりたいと考えております」とコメントした。