07年の有馬記念、07~09年オールカマー3連覇など中山で重賞6勝を挙げたマツリダゴッホ(20歳)が種牡馬を引退することが決まった。12日、レックススタッド(北海道新ひだか町)が発表した。サンデーサイレンスのラストクロップの同馬は、既に同スタッドを7月に退厩している。

レックススタッドの石川宣寿(のぶひさ)さんは「年齢的な面もありますし、だんだん種付けも大変になってきて、無理はさせられないということで種牡馬を引退することになりました。今はこちらにはいませんが、元気に過ごしていると聞いています」と話した。

現役時代は国枝厩舎に所属して通算27戦10勝。07年の有馬記念は蛯名正義騎手(現調教師)を背に9番人気で制し、単勝は5230円をつけた。08年4月には香港のクイーンエリザベス2世Cに挑戦して6着だった。09年の有馬記念7着で引退した。

10年からレックススタッドで種牡馬入り。重賞3勝ロードクエストなど5頭のJRA重賞勝ち馬を輩出し、同重賞7勝を挙げた。

今後は生まれ故郷の岡田スタッド(北海道新ひだか町)で功労馬として余生を過ごすことになっている。