菊花賞トライアルの神戸新聞杯(G2、芝2400メートル、24日=阪神)に向けた1週前追い切りが東西トレセンで行われた。

ダービー7着のシーズンリッチ(牡3、久保田)は、毎日杯で重賞制覇に導いた角田大河騎手が美浦に駆けつけ、ウッドコースで追い切られた。

パーディシャー(障害オープン)を7馬身半、サクセスシュート(古馬オープン)を3馬身半、大きく追走。ラストは大きなアクションでびっしり追われ、反応良く最先着した。時計は6ハロン84秒0-11秒6(いっぱい)。

角田河騎手は「バランス良くしっかり起きて走れていたし、トモも入るようになって、早めに追い出す形でしたがイメージよりしっかり動けていました。半年前より力をつけていると思います」と確かな成長を感じ取った。

自身初重賞制覇を果たしたパートナーとの2戦ぶりのコンビ。「こうやってチャンスをいただけてありがたいです。初めて重賞を勝たせてもらった馬だし、いろんな思い入れがある中で頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

同馬は15日に栗東トレセンに移動し、レースへ向け最終調整を行う見通し。