モレイラ騎手騎乗のショーマンフリート(牡、手塚、父スワーヴリチャード)が単勝1・5倍の圧倒的人気に応えた。勝ち時計は1分35秒1。

好発を決め3番手を確保。ぴたりと折り合い、外めから余裕を持って直線へ。先に抜け出しを図るパストラーレを横目に、鞍上が手綱を持ったまま馬体を併せる。残り200メートルほどで仕掛けられると鋭く反応。ノーステッキのまま2着を2馬身半突き放し、レースセンスの高さを示した。

入厩後は僚馬のG1馬ソールオリエンスの調教パートナーを務めたほどの素質馬。モレイラ騎手は「新馬戦ですがレースでセンスを見せてくれましたね。スタートからリズムよく運べたし、反応もとてもよかった。余裕があったし成長が楽しみ」と期待した。

手塚師は「距離はもっとあった方が良さそうですね。調教通りの走りを見せてくれましたし、追ってからも味がありました。まだ完成度は高くないですし、今後は様子を見ながら考えます」と将来を見据えた。