種牡馬ディープインパクトが、産駒のJRA勝利数で歴代最多に並んだ。

吉田隼騎手騎乗の1番人気ドーブネ(牡4、武幸)が好位から抜け出し、ディープ産駒としてのJRA2749勝目。トップの父サンデーサイレンスに肩を並べた。

ディープインパクトは19年7月にこの世を去っており、JRAの現役産駒は159頭を残すのみとなっている。そんな中で、今年は最終世代にあたるオーギュストロダンが英愛ダービーを制し、海外でもあらためて名をとどろかせている。

現役時代に所有した金子真人オーナーは「すごい記録ですよね。僕はよくあんな馬と巡り合うことができたなという思いです。当時7000万円で購入した馬が、まさかこれほどの活躍をしてくれるとは思いませんでした」と、あらためて感嘆していた。

同産駒ポタジェで22年大阪杯を制している吉田隼騎手も「たくさん乗っているわけではないけど、数少ないチャンスで勝たせてもらっている。偉大な馬ですね」と称賛していた。