古馬を撃破して新潟記念を制したノッキングポイント(牡3、木村)が11日、菊花賞(G1、芝3000メートル、10月22日=京都)に向けた1週前追い切りを美浦ウッドコースで行った。

関屋記念を勝った重賞馬アヴェラーレ(古馬オープン)を内に、新馬戦を快勝した大物候補レガレイラ(2歳1勝クラス)を外に置いたハイレベルな3頭併せを敢行。7ハロンから息を作って徐々にペースアップしていくと、直線では2頭の間から闘争心を全面に出してグイグイとハミを取り、前者に併入、後者に1馬身先着した。時計は6ハロン81秒0-11秒6(馬なり)。

木村師は「大きめに動かしてほしいという指示。呼吸器系を整える意図がありその通りできた。元気がいいし、コンディションはうまく整えられている」と狙い通りの調教に納得の表情。さらに「前走を勝ち切れたのは大きい。いい競馬でした」と新潟記念を高く評価した。成長した姿で再び同世代のトップレベルに立ち向かい、最後の1冠取りを目指す。