英国から悲しい知らせが届いた-。昨年の英ダービー馬デザートクラウン(牡4、M・スタウト、父ナサニエル)が23日、故障した前脚の状況が悪化したため、安楽死の処置が取られたことが分かった。管理するマイケル・スタウト調教師が発表し、レーシングポスト電子版が伝えている。

 

同馬は一昨年11月にノッティンガム競馬場でデビュー戦を2着に5馬身半差で快勝。3歳シーズンを迎えると、始動戦となったG2ダンテSを制し、続く英ダービーも勝って(3着ウエストオーバー)、3戦無敗で世代の頂点になった。その後は体調が整わず、全休。復帰戦となったサンダウンのブリガディアジェラードSでフクムの2着に敗れた後、8月の英インターナショナルSへ向けた調教中に前脚を負傷していた。復帰へ向けて治療していることが伝えられていたが、症状が重く、23日の午後、闘病中だったニューマーケット・エクワイン(馬)・ホスピタル(病院)で安楽死の処置が取られたという。

 

スタウト師は厩舎スタッフたちの名前を挙げ「全員が彼(デザートクラウン)の成功に貢献しました」とたたえた。オーナー(サイード・スハイル氏)のレーシングマネジャーを務めるブルース・レイモンド氏は「デザートクラウンは素晴らしい馬で、このケガがなければ、最高の馬になる運命でした。彼は私の知る限り最も楽にダービーを勝った馬でしたし、彼を失ったことは非常に残念でなりません。彼は前脚を骨折していて、16本のネジを挿入しなければなりませんでした。うまくいっているように見えましたが、立っているときに前脚に体重が掛かってしまい、耐えることができませんでした。優秀な外科医の下で、彼は安楽死となりました」とコメントしている。