6日に行われた習志野きらっとスプリントをメンコイボクチャンで制した庄司大輔騎手(41)。02年10月のデビューから25年目での重賞初勝利は「正直、驚きの方が大きかったです」と振り返る。11番人気の低評価を覆し、4角10番手から直線で差し切りを決めた。
山形県出身。デビュー地の上山で所属した海方栄二調教師は父が船橋にも所属していた海方昭三騎手で、その縁からデビュー前に船橋でも実習した。その流れもあり、03年11月に上山が廃止されると船橋に移籍。今では船橋所属で3番目の年長になった。「未練がありすぎて、もうちょっと、もうちょっと、という感じで、ここまで来たんですけど、乗っているのが好きというか、乗っていると楽しいですね」と調教師転身は考えていないという。それでも「重賞は『たぶん一生勝てないんだろうな』と意識もしなくなってきて」。あきらめかけていたところに上山時代から通算27回目の重賞騎乗で勝利の美酒が待っていた。「勝ちたいと思っていた時は何回乗っても重賞ではうまくいかなくて。平場とは何か違うんですよね」。前回まで3回の4着が最高。相手もそろっていた今回は意識しすぎずにすべてがうまくいった。
「何日かはやっと勝てたことにすごく満足していたんですけど、さらに日が経つと、もう1回でも2回でも勝ちたい気持ちも出てきました」。こちらもその姿を見てみたい。【牛山基康】



