角居勝彦元調教師(59)が25日、栗東トレセンを訪問した。馬具メーカー「miru.」で開発に携わった鹿革製バンデージを紹介するためで、調教スタンドや厩舎地区を訪れたのは21年2月の引退後では初めてという。

騎手や調教師らとすれ違うたびに「久しぶり!」などと声をかけられ「こそばゆいというか、居心地が悪いですね」と苦笑いしていた。現在も石川県珠洲市を拠点に引退馬支援の活動を継続中。「やはり競馬界は華やかな世界。他の馬産業に比べて光の強さに違いがある。JRAが馬産業を支えてくれているのが現状なので、おんぶにだっこにならず、自立していかないと」と指摘していた。