デイリー杯2歳S(G2、芝1600メートル、11日=京都)は関東馬に注目だ。

関西馬と地方馬が創設以来56連勝中だった昨年は、関東馬オールパルフェが鮮やかな逃げ切りを決めた。今年はクリーンエア(牡、上原博)の末脚に期待がかかる。上原博師は「ここ目標にやってきました。リフレッシュしているし使った上積みがある。体重そのものは変わらないけど、馬がしっかりしてきましたね」と期待する。

夏に新潟芝1600メートルを2戦。8番人気だった新馬戦は豪快な差し切りで制し、続く新潟2歳Sも鋭く3着に追い込んだ。1週前追い切りは美浦ウッドで6ハロン82秒9-11秒7をマークし、併せ馬で古馬に先着した。「新潟2歳Sで輸送もクリアできたし、最後もいい脚を使ってくれた。1600メートルの距離を求めて西に行くので、ここでいい結果が出れば」と師。昨年の勝利ジョッキー、大野騎手とのコンビ。好走すれば暮れのG1挑戦も見えてくる一戦だ。