JRAは9日、英国出身のライアン・ムーア騎手(40)に短期騎手免許を交付すると発表した。期間は11日から12月5日まで。身元引受調教師は堀宣行師(美浦)、契約馬主は吉田勝己氏。

なお、同騎手は4日に米国で行われたBCターフにおいてオーギュストロダンに騎乗した際、最後の直線コースでの鞭使用について過怠金2万800ドル(約312万円)に加え、12日の騎乗停止処分(1日)を受けた。

このことについて同騎手から不服申し立てを受けたHISA(競馬の公正確保と安全に関する統括機関)より、裁定の結果が出るまで処分保留とする通知があったため、JRAは12日の同騎手の騎乗を認め、HISAの裁定結果が出た後に改めてJRAにおける処分を決定することとなり、エリザベス女王杯で予定していたジェラルディーナへの騎乗が可能となった。

また、トム・マーカンド騎手(25)、女性ジョッキーのホリー・ドイル騎手(27)にも短期騎手免許を交付すると発表した。期間はともに11日から12月29日まで。マーカンド騎手の身元引受調教師は宮田敬介師(美浦)、契約馬主は(有)シルクレーシング、ドイル騎手の身元引受調教師は田中博康師(美浦)、契約馬主は(有)キャロットファームとなっている。