英国のトム・マーカンド騎手(25)、ホリー・ドイル騎手(27)が短期免許取得手続きのため9日、美浦トレセンを訪問した。夫婦そろって2年連続2度目の来日に終始笑顔が絶えなかった。マーカンド騎手は「1年たったように思えない。戻ってこられてうれしいです。昨年も(全体を通して)悪くなかったけど今年はよりいい騎乗をして勝てるように頑張りたい」。ドイル騎手は「また2人で呼んでもらえてすごくありがたいです。昨年は2人とも同じ競馬場で乗ることが多かったけど、今年は互いに違うところで乗ることも多いと聞いています。昨年乗った経験を糧にいいスタートが切れれば」とともに意気込みを語った。

マーカンド騎手はエリザベス女王杯でサリエラ(牝4、国枝)と初コンビを組む。すでにビデオで同馬のレースをチェックし、「すごくクレバーでいいものを持っています。昨年のチャンピオン、ジェラルディーナもいますし、負かすのは難しいと思うけどいい騎乗をして馬と一緒に学んでいけたらと思います。まだまだ伸びしろが大きい馬だと思う。見ている感じそこまで難しい馬という感じはしない」とイメージを膨らませている。