イーグルノワールがサトノフェニックスとの一騎打ちを制して重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分29秒4。

イーグルノワールにとって初めての1400メートル、地方の馬場が課題と思われたが、全く問題なかった。好位3番手で折り合いをつけて4角手前でスパートを開始。直線で外からサトノフェニックスに1度かわされたが、非凡な勝負根性を見せて鼻差差し返した。

松山騎手は「返し馬から行きっぷりが良かった。距離は少し忙しいんじゃないかと思ったが、上手にレースをしてくれて園田にうまく対応していた。直線に向いてもう1度かわしてくれたし、力強く伸びてくれました」と笑顔を見せた。

このあとは「2、3日様子を見て川崎の全日本2歳優駿(Jpn1、ダート1600メートル、12月13日)を考えています」と音無師。デルマソトガケに続く“管理馬連覇”へ向けて、楽しみが広がった。【松本健史】

◆イーグルノワール▽父 ブリックスアンドモルタル▽母 アルティマブラッド(シンボリクリスエス)▽牡2▽馬主 (有)社台レースホース▽調教師 音無秀孝(栗東)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 4戦3勝(うち地方1戦1勝)▽総収得賞金 4760万8000円(うち地方3000万円)▽馬名の由来 黒い鷲(仏)