土曜中山メイン、ステイヤーズS(G2、芝3600メートル、12月2日)の追い切りが29日、東西トレセンで行われた。2月のダイヤモンドS以来2度目の重賞に挑むシルブロン(牡5、稲垣)は、美浦ウッドで強めに追われ5ハロン66秒7-11秒6を計時した。5馬身程度前の僚馬を目標にしながらの単走。ラストはビシッと気合を付けられると前に迫ろうとハミを取り、闘志あふれる走りを見せた。

またがった稲垣師は「気持ちを切らさない形での追い切り。直線を向いてこの馬にしては反応がいいし、脚取りもしっかりしていました」と合格点を与える。前走札幌日経オープン(5着)は夏負けの影響もあって本来の力が出せなかった。「北海道での放牧でリフレッシュできて体調は上がっています」と状態を上げて臨む。3走前のダイヤモンドSでは3着と好走。長距離適性やスタミナを示している。