米国競馬の祭典ブリーダーズCクラシックで2着に好走したデルマソトガケ(牡3、音無)が、12月29日大井の東京大賞典(G1、ダート2000メートル)に登録することが分かった。5日、管理する音無秀孝調教師(69)が明らかにした。

音無師は「東京大賞典に登録します。今後は7日に栗東トレセンに帰厩(ききゅう)し、9日(土)から時計を出す予定です。調整の過程を見ながら出否を決めたいと思います」と説明した。

同馬は昨年の6月に芝でデビューし、ダート2戦目となった同年10月中京で初勝利。そこから3連勝で全日本2歳優駿を勝利すると、今年3月にはUAEダービーを制し、海外重賞ウイナーとなった。

米国初遠征となった5月のケンタッキーダービーは痛恨の出遅れで6着だったが、前走のBCクラシックでは歴代の日本調教馬で最高着順となる2着。NARC(北米レーティング委員会)が発表する最新の北米ランキングで121・00のレーティングを獲得し、北米ダート3歳馬のトップに立っている。