昨年の覇者で単勝1・3倍の断然人気スマイルウィ(牡6、張田)が、好位追走から直線で抜け出して連覇を飾った。重賞連勝、同通算6勝目で勝ちタイムは1分28秒3。矢野貴之騎手(39)、張田京調教師(59)はともに同馬で制した昨年に続く連覇で、このレース2勝目となった。

外からジョーパイロライトがハナを主張。それを追いかけるようにジャスティンも2番手に進出した。好スタートを決めたが、道中は3番手から。鞍上が「なかなか厳しいマークだったけど、うまく控えることができました」と振り返ったように2頭を見ながら徐々に上昇。最後は後続の追い上げを1馬身差で封じた。

張田師も「厳しいレースだった」と苦笑いの一戦をものにして充実一途。次走は来年2月29日名古屋のかきつばた記念(Jpn3、1500メートル)に向かい、その後の大目標に11月4日佐賀のJBCスプリント(Jpn1、1400メートル)を掲げた。【牛山基康】

◆スマイルウィ ▽父 エスポワールシチー▽母 アップライジング(コマンズ)▽牡6▽馬主 SRT▽調教師 張田京(船橋)▽生産者 芳住鉄兵(北海道新冠町)▽戦績 31戦16勝▽総収得賞金 2億2778万円▽主な勝ち鞍 22年京成盃グランドマイラーズ(S2)、サンタアニタトロフィー(S3)、ゴールドカップ(S1)、23年スパーキングサマーカップ(S3)、マイルグランプリ(S2)▽馬名の由来 馬主名より+私たち。

 

<ブラックパンサー=2着>御神本騎手 直線が短いからね。でも、よく伸びて走ってくれました。

<アマネラクーン=3着>本田正騎手 前も速かったし、位置取りは気にせず運んで、最後までしっかり走ってくれた。やっぱりいい馬です。

<ジャスティン=4着>森騎手 ちょっと引っかかったけど、もう少しゆっくり乗っていくべきだったのかな。千四は本質的に長いかもしれないですね。

<サヨノグローリー=5着>沢田騎手 状態は良かったです。勝ちにいった分、最後止まってしまった。