人気薄で何度も激走し、穴党の厚い支持を受けてきたミッキーブリランテ(牡7、矢作)が、昨年12月30日に競走馬登録抹消となった(年齢は23年表記)。今後は奈良県で乗馬となる予定。

18年11月に京都競馬場でデビュー。3戦目となった19年シンザン記念で3着に好走するなど、早くから高い素質を見せた。

3歳秋に3勝クラスで頭を打ちかけるが、4歳となった20年5月の錦Sを9番人気で勝利。続くリステッドの米子Sでは8番人気で3着に好走した。

21年1月のニューイヤーSは単勝91・1倍、16頭立ての14番人気で勝利。3連単126万円超の高配当を演出した。続く阪急杯は10番人気でレシステンシアの2着。22年京成杯AHでは13頭立てのブービー12番人気で2着に入るなど、何度も人気薄で馬券対象となった。

通算成績は50戦5勝。重賞タイトルはつかめなかったが、付加賞を含む総獲得賞金は1億8263万8000円にのぼった。父は同じ矢作厩舎でダービーを制したディープブリランテ。

昨年12月の阪神C16着(17番人気)が現役最後のレースとなった。