マカオ競馬が今春までに廃止されることが15日、マカオ政府によって発表された。現地報道によると、午前11時より特別記者会見が開かれ、同政府とマカオジョッキークラブが結んだ経営権契約が解除されることについての説明があったという。同政府が発表したプレスリリースによると、契約解除日は4月1日に設定されており、同日をもってマカオ競馬が終了する。

マカオは中国の特別行政区。競馬が行われているタイパ競馬場は89年より現行の体制となっていた。近年は財務状況が悪化しており、数年前からは赤字が続いていた。

日本人騎手では94年に岡部幸雄元騎手、23年に中野省吾騎手がマカオダービーを制覇。17年には武豊騎手、藤田菜七子騎手が「マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ」に騎乗するなど、少なくないジョッキーたちがレースに騎乗していた。