英国のホリー・ドイル騎手(27)が15日に掲載された「サラブレッドデイリーニュース」電子版のインタビュー記事で昨秋に短期免許で騎乗していた日本競馬と今年の自身の意気込みを語っている。

インタビューの冒頭では「日本の競馬ファンは信じられません。これまでに私が行った他の場所とは比較ができませんよ。彼らの馬への愛とリスペクトはレベルが違います」と絶賛。

「JRAが提供するグッズは素晴らしくて、ファンは自分の好きな馬のレプリカ(ぬいぐるみ)をターフィーショップで購入することができます。勝ち馬に乗っていたとしたら、写真やグッズへのサインに長い時間を費やすことになります。次のレースに騎乗があるときはすべての人にサインができなくて、彼らがみな熱心で情熱的なので、罪悪感を感じてしまいます。(短期免許の)最終日の中山で、トム(マーカンド)と私にサインを求めるために何百人もの人が列を作っていたのを覚えています。とてもうれしいことです」とエピソードを交えて振り返っている。

身元引受調教師だった田中博師がレモンポップを管理することやフランス競馬を経験している新進気鋭のトレーナーであることを紹介。昨年のイタリアオークスを吉田勝己氏の所有馬シャヴァサーナで勝っており、ノーザンファームの関係する馬で勝利を挙げられたこと、夫のトム・マーカンド騎手の身元引受である宮田師が熱心にサポートしてくれていることを伝えている。

また、今シーズンの英国リーディングジョッキーへの意欲を問われると、「私は挑戦、すべてのジョッキーにとって夢であるチャンピオンジョッキーになるという挑戦が好きです」と力強く答えている。