地方競馬全国協会は16日、「NARグランプリ2023」の表彰馬、表彰者を発表し、年度代表馬には、JBCスプリント(Jpn1)やさきたま杯(Jpn2)を制した兵庫のイグナイター(牡6、新子)が2年連続で選ばれた。

新子雅司調教師(45)は「昨年度に続き、再びこの栄誉ある賞に選んでいただいたことに、心から感謝いたします。イグナイター号も大変喜んでいると思いますが、オーナー、厩舎スタッフのご協力、また関係者の皆様、ファンの皆様のご声援のたまものと重ねて御礼申し上げます。NAR年度代表馬として今後も恥じないレースをしていく所存ですので、これからもご声援のほどよろしくお願いします」と話した。

イグナイターの24年の始動戦は、JRA・G1のフェブラリーS(ダート1600メートル、2月18日=東京)が有力で、その後は海外挑戦も視野に入れている。

また、南関東所属馬は3冠馬ミックファイアが3歳最優秀牡馬、桜花賞とロジータ記念を制したメイドイットマムが3歳最優秀牝馬、スピーディキックが4歳以上最優秀牝馬、米国のサンタアニタダービーで2着に好走したマンダリンヒーローが特別表彰馬に選出。川崎記念、東京大賞典と地方競馬でも顕著な成績を残したJRAのウシュバテソーロはダートグレード競走特別賞馬に選ばれた。