短期免許で来日中の英国出身リチャード・キングスコート騎手(37)が4番人気カムフライ(牡、辻)を1着に導き、JRA33戦目で初勝利をマークした。

冷たい雨が降る中、2番枠から好発を決め好位を追走。直線は土が飛び散るタフな馬場だったが、力強いアクションで促し、2着に3/4馬身差をつけた。勝ち時計は2分19秒0。

22年の英ダービーをデザートクラウンで制した鞍上は、年始から日本で初めて短期免許を取得。ルメール騎手に初勝利記念のボードを持ってもらってお立ち台に上り「長い3週間でした。たくさんいい馬に乗せていただいていましたが結果を出せず、いつか勝てると思っていましたがようやく勝てました。イギリスのジョッキーが日本で勝つことの難しさを痛感しました。あと6週間いますが、来週からは東京で乗れるので楽しみです」と喜んだ。