大谷とデコピンがガチンコ対決!? 大谷“ファミリー”が、サラブレッド界にも話題を振りまきそうだ。ドジャース大谷翔平投手(29)を連想させる2歳牡馬3頭が、注目を集めている。その名も「オオタニ」、「ショウヘイ」、そして愛犬と同じニックネームの「デコピン」。3頭ともに今夏以降の中央競馬でのデビューを目指し、現在は北海道内のトレーニング施設で調教に励んでいる。

それぞれ所属厩舎は違うが、将来は同じサークル内で覇を競い、3頭そろい踏みのレースで上位独占…という可能性もゼロではない。成績次第では、大谷と同様に海外進出などメジャー級の活躍も期待される。

デコピンは注目の新種牡馬タワーオブロンドン産駒。調教を手がける関係者は「馬体重480キロほどで立派な体つき。骨格が良く、いい跳びをしている。早い時期からいけそうですよ」と評価している。同じく新種牡馬のサートゥルナーリア産駒ショウヘイは、近親にG1馬が名を連ねる良血馬。オオタニ(父トゥザワールド)も順調に調整されており、生産者サイドでは「いつも面白い馬名をつけるオーナーですが、そっちへ行ったか、という感じ。障害と平地競走を交互に走る二刀流など、メリハリの利いた走りで名前負けしないように頑張ってくれないかな」と話していた。

◆大谷関連の競走馬名 まだ日本ハム在籍時だった13年春にニトウリュウ(牡、11年生まれ)が、ホッカイドウ競馬でデビューし、後に笠松に移籍して5勝を挙げた。同名馬は20年生まれの牝馬にも存在した。ほか21年生まれで現役3歳馬のオオタニサーン(牡)、オオタニズスマイル(牡)などが中央競馬に登録されている。