JRAは6日、24年度の新規騎手免許の合格者を発表した。3月1日付で騎手免許が交付される。

千葉・白井市のJRA競馬学校で騎手課程第40期生の卒業式が行われ、日本騎手クラブを代表し会長の武豊騎手(54)が出席。卒業生7人へ祝辞を贈った。

以下、祝辞全文。

 

ただいまご紹介いただいた“レジェンド”の武豊です。笑っていいですよ(笑い)。

本日は第40期騎手候補生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。

私も3期生としてここで3年間学び、37年前に卒業しました。その時にいろんな夢や希望を持っていました。おそらくそれは一緒だと思います。その気持ちをずっと持ち続けてほしいなと思っています。

そしてもう来月、3月からは一緒に乗るわけですが、日本の競馬は世界に誇れる、世界一競馬ファンが多い国のスポーツです。その騎手になるということを強く思っていただければと思います。

そんなにいいことばかりではないと思いますし、正直騎手だからつらいこともあります。でも騎手しか味わえない素晴らしいことがあります。10万人の観客の前で先頭でゴールすることは本当に素晴らしいことです。それが味わえるのは騎手だけです。皆さんその資格をここで取ったわけですから、そのことを誇りに歩んでくれたらと思います。

来月から一緒に乗れることを楽しみにしています。