混戦模様だったケンタッキーダービー戦線に本命候補が誕生だ-。30日、米国のガルフストリームパーク競馬場で行われたフロリダダービー(G1、ダート1800メートル)はフィアースネス(牡3、T・プレッチャー)が2着に13馬身半差をつける衝撃の圧勝劇を演じた。鞍上はジョン・ヴェラスケスで勝ちタイムは1分48秒22。

9頭立ての8番枠からスタートしたフィアースネスは積極的にハナを奪うと、後続との差をグングンと広げていき、最後は鞍上が流しながら独走でゴールした。昨秋のBCジュベナイルを制した2歳王者だが、今年初戦のホーリーブルSでまさかの3着に敗れ、真価を問われた一戦。本番へ向け、力強くはずみをつける勝利となった。

今年のケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月4日=チャーチルダウンズ)は第150回。日本調教馬はUAEダービーを制し、5戦無敗のフォーエバーヤング、伏竜Sを制し、「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」で首位のテーオーパスワードが参戦を予定している。