デビューから無傷5連勝を誇る岩手の超大物、フジユージーン(牡3、瀬戸幸、父ゴールデンバローズ)が岩手競馬の新シーズン開幕を告げるスプリングC(M2、ダート1600メートル、7日=水沢)で始動する。

昨年6月に水沢のファーストステップ・2歳新馬戦を大差勝ちし、7月の2歳戦、8月のビギナーズカップ、10月のネクストスター盛岡、11月の南部駒賞と圧倒的な強さを見せてきた。南部駒賞は地元の期待を背負い、16年ベンテンコゾウ以来となる地元馬の優勝。北海道所属馬の6連覇を阻止した。その後は全日本2歳優駿をパスし、いよいよ待望の3歳シーズンがスタートする。

スプリングCの1~3着馬には東京ダービーの指定競走になったダイヤモンドC(M1、ダート1800メートル、5月5日=盛岡)への優先出走権が与えられることになっており、指定競走であるダイヤモンドCの結果、内容次第では東京ダービー(Jpn1、ダート2000メートル、6月5日=大井)の出走馬に選定され、参戦することが可能になる。

新シーズン初日(7日)の水沢11R、スプリングCは午後6時15分に発走予定。フジユージーンと村上忍騎手のコンビがどんなレースを見せてくれるのか、見逃せない一戦だ。