栗東トレセンの矢作厩舎に海外から“研修生”がやってきた。

オーストラリアの女性調教師ゲイ・ウォーターハウス師の厩舎で働くジャック・フォンテン氏が、来年のオーストラリアでの厩舎開業に向け、9日から矢作厩舎で研修を受けている。

矢作師との面識はなかったものの、メールで直接、勉強したいとアタックし、実現に至った。

同氏は「リスグラシューが好きで、世界で活躍している矢作厩舎に来ました。充実した日々を送っています。日本の競馬のレベルは高いですし、いい勉強になっています」と話した。

期間は4月末までで、来週は矢作師とともに北海道の牧場を回る予定。

 

◆リスグラシュー 矢作師が管理した名牝の1頭。通算22戦7勝、うちG1・4勝。国内では18年エリザベス女王杯、19年宝塚記念、有馬記念を勝ち、オーストラリアでも19年コックスプレートを勝利。19年は年度代表馬に輝いた。