お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)が13日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、皐月賞(G1、芝2000メートル、14日=中山)の予想を公開した。

「どうも、生涯収支マイナス3億円君です」と恒例のあいさつで登場した。皐月賞の本命を発表する前には目をつむり、変顔で間を置き「14番シンエンペラー」と声を弾ませた。

好メンバーがそろい「かなりの混戦で予想も困難を極めます、メエ~。困難を極めますけど、今回も展開予想から本命を導き出しました」と説明した。先週の桜花賞は不的中が続くため、展開予想をやめて馬の能力や調子などから出走馬を分析したが、わずか1週間で原点回帰した。

実は弥生賞(2着)でも本命に推していた。「中山2000メートルで、この馬が大崩れするイメージが出来ないんで。シンプルに。安定感一番あるんじゃないですか」と、再び抜てきした理由を明かした。さらに鞍上の坂井瑠星騎手にも触れ「僕、何カ月か前、何年か前かなあ、動画でもね、注目ジョッキーとして出していますし」。さらに「馬の能力とね、ジョッキーの総合点で言うと断トツのペア」と力説した。

展開は道中ハイペースと予想。2番手集団にいるシンエンペラーが、直線残り100メートルで抜け出すと読んだ。

買い目は馬連。シンエンペラーの(14)を軸に(5)(8)(10)(12)(13)の計5点とした。「馬連にしましたね、今回は。1着固定に本命をすることが多いんですけど、2着でもいいということで、かなり当たりやすくなっています」と恒例の3連単勝負と比べれば、的中確率をアップさせ「これは当たるんじゃないですかね」と自信を見せた。

最後には「先週はカウントせんときましょう。春として。ノーカウントや桜花賞は。皐月賞から春が始まる。俺たちの春が始まるぜ。ギャンブル最高! 絶対やめへんからな」と右腕を突き出し、勝手に予想をリスタートさせて動画を締めた。

粗品は、1月6日土曜中山4Rの3連単241万2370円を1000円分的中し、配当金の2412万3700円全額を「能登半島地震災害義援金」口座に寄付したことを同8日公開のYouTube「粗品のロケ」などで報告していた。

もっとも馬券を当てたのは1月28日の根岸SとシルクロードS“のダブル的中”を最後に、当たりが遠ざかっている。予想をリスタートさせたとはいえ、現在、10週連続不的中の事実は変わらない。3週前の高松宮記念はルガル、2週前の大阪杯はタスティエーラといずれも1番人気馬を本命にして10着、11着に沈んだ。先週の桜花賞は3番人気の◎クイーンズウォークが8着に敗退した。

今回の本命も有力馬の1頭だ。毎度毎度の「粗品の呪い」が発動するのか、馬連勝負で1週間遅れの「桜満開」となるのか…。クラシック第2弾の結果はどうなる?