川崎からの遠征馬エレノーラ(平田正)が人気に応え、無傷の3連勝で重賞制覇を果たした。勝ちタイムは1分44秒1。初の遠征となったが、前走から3キロ減で491キロの馬体は迫力が違った。10番枠からダッシュを決め、好位2番手につけると、持ったままの手応えで最後の直線へ。外から迫るファーマティアーズ、レッドオパールに影を踏ませず、2着に2馬身差の完勝だった。

デビューからコンビを組む野畑凌騎手は「すごくうれしいです。すごくいい状態に仕上げてもらい、新しい環境にも適応して、うまく走ってくれました。初戦、2戦目は掛かるところがあったので折り合い重視ですが、直線を向いた時に手応えが良くて、気は抜けないけど、勝ったと思いました。これからも南関東でも他の地区でも頑張ってくれると思います」と声をはずませた。