中央競馬の調教助手、厩務員で構成される4つの労働組合のうち、美浦の関東労と美駒労、栗東の関西労の3労組が17日にJRAと日本調教師会に対し、ダービー前日の25日午前0時から24時間のストライキを行うと通告したことが18日、分かった。16日に行われた春闘の第2回団体交渉が、継続交渉となった17日の午後2時30分に決裂したため。

3労組は使用者である日本調教師会に3%の賃上げなどを要求していた。なお、残る1労組の全馬労は、11年以降にトレセンへ就労した組合員のベア9000円、一時金増額などを受け入れ、17日の午後5時25分に交渉妥結となっている。

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通告を行った3労組の関係者によると、日本調教師会からはこの日(18日)の昼ごろ、3労組に対し、22日午後3時30分からの団体交渉の申し入れがあったという。労組側はテーブルにつくことを受け入れ、スト突入を判断するデッドライン(期限)を23日の午後1時に設定。期限までに妥結、または交渉に進展がない場合は通告通り、ストライキに突入する見込みとなっている。

昨年3月18日には関東労、美駒労、関西労の3労組が競馬開催日にストライキを行ったが、調教師や非組合員などが開催業務にあたり、中山、阪神、中京で競馬開催が行われた。

一方、今回通告した24時間のストライキは昨年の開催で3労組が行った開催ストライキよりも広範囲のものとされており、競馬開催業務はもちろん、トレセン内での厩舎作業などにも及ぶ可能性がある。多くのファンが楽しみにしている競馬の祭典「ダービー」の前日というタイミングであり、競馬開催にも大きな影響を及ぼす恐れがある。