名手の復帰を待ち、期待の良血ロパシック(牝、大竹、父エピファネイア)がスタンバイする。
28日日曜の札幌新馬戦(芝1800メートル)でデビュー予定。18年有馬記念の覇者ブラストワンピースの半妹にあたる大竹厩舎ゆかりの血統だ。リフレッシュ休暇から1カ月ぶりに戦列へ戻るクリストフ・ルメール騎手(45)との初陣が注目される。
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内面から輝くような栗毛の馬体には、素質と期待が詰まっている。函館の海風にたてがみをなびかせ、良血ロパシックが長い四肢を伸ばす。ブラストワンピースをはじめ兄姉の乗り味を知る岩藤助手は「背中がいいし、柔らかい。この血統はみんな心肺機能が高い」と資質を実感している。
初戦にも洋芝にも強い血筋だ。JRAで白星を挙げた兄姉4頭すべてが新馬戦を勝利。岩藤助手は「スイッチが入りやすい血統。危うい面もあるけど、環境にも早めに慣れて気性も少しずつ成長している。牝馬ということもあってホウオウピースフルに似ていて、見た目もそっくり。ゆったり走れるので、コーナーが緩い札幌も走りやすいのでは」と評する。その半姉は同じ札幌芝1800メートルで初陣を飾り、函館で巴賞も勝った洋芝巧者。偉大な兄ブラストワンピースも札幌記念を制している。
そんな期待馬の手綱を託すのがルメール騎手だ。先月23日の騎乗を最後に「リフレッシュです」と約1カ月の休暇をとった。今年はJRA267戦の騎乗で85勝、勝率31・8%、連対率49・8%と驚異的なアベレージを残しており、自己新どころかJRA新記録を打ち立てる勢いだ。ファンもホースマンも待ちに待った戦列復帰。注目の人馬が暑い夏をより熱くする。【太田尚樹】
◆ブラストワンピース 15年4月2日生まれ。ノーザンファーム生産。父ハービンジャー、母ツルマルワンピース(キングカメハメハ)。通算18戦7勝。重賞は18年毎日杯、新潟記念、有馬記念、19年札幌記念、20年AJCCの5勝。総獲得賞金5億8942万1000円。

